To Far Away Times

間接的自己紹介

10月20日

iPhone6Splusを使って49ヶ月目らしい。昨年末から機種変か電池交換かうだうだ悩んでいて、今日ようやく電池交換の運びとなった。

バッテリーの持ちも最大容量もくたくたになっていたがこれであと2,3年は持つだろうか。OSに置いてきぼりにされたら変えるつもりではあるが、現状全く不安が無いのでなるべくならサポートを打ち切って欲しくない。iPhoneは3GSで初めて持ってから、4S、5S、そしてこの6Splusと2年周期で変えてきたし、それ以前のガラケーもだいたい1年か2年で変えてきた。しかしなぜかこの6Splusからは特に変えたいという気持ちが起こらないのである。女を取っ替え引っ替えするのに飽きて、もうここは落ち着いてしまおうかと考えるのに似ている、のかもしれない。女を取っ替え引っ替えしたことはないが、きっとそんな気分なんだろうとヤリチンの気持ちに勝手に共感しているのである。

iPhoneを電池交換しに店まで行った。事前に予約していたので待ち時間はほとんどなかった。必要書類に記入した後、iPhoneを預け、1時間後に来てねと言われる。スマホを預け店を出ると、途端に手持ち無沙汰になった。音楽も聴けないし、時間もわからないし、近くの喫茶店も調べられない。モールに入っている本屋で騎士団長殺しの文庫版を買って、タリーズに入った。店の中にもモールの中にも時計が全く見当たらないことに少しばかり驚いた。1時間後があとどのくらいなのか見当もつかない。とりあえず買った本を読むことにした。スマホが手元に無いと、本を読むしかない。とても良い。しかし時間がわからない。1時間後にスマホを取りに行かなければならない。しきりに時間を気にするが時計が無いので答えはわからない。やがて、別に1時間後で無くても別にいいんだと気づき本を読むことに集中する。たまに隣のイケメン大学生たちの会話を聞く。本もキリのいいところに差し掛かったので店を出てスマホを受け取りに行く。やはり時計はどこにも無い。