To Far Away Times

間接的自己紹介

決勝 だね

FF7リバース、スタッフロール最後まで見たので、プレイして思ったことなどをつらつら書き連ねた(ネタバレあり)。

ミッドガル出たて

前作から4年弱ぶりの続編ということで、ハードもPS4からPS5に移行した。そのおかげか画面がとてもキレイで(前作もキレイだったけど)、景色を眺める楽しみも増えた。前作はミッドガルの中だけだったので、余計にそう感じたのかもしれない。スクショを撮れる機能もついているので、ちょこちょこ撮りながら進めた。しかしイベントシーンでも止めてカラーフィルターつけて撮れることにかなり後の方に気づいてしまい惜しいことをした。クリア時間は91時間。ちなみに前作は36時間だったらしい。ボリューミィ!

時折関係ない画像を挟んでいく試み。

はしゃぐ女たちを見るクラウド

前作をプレイしたことによって、この一連のリメイクと原作のFF7は全く違うもの、このリメイクは二次創作ものなのだなあと思えたので、今作やってみて大筋のストーリーについては不満はなかったように思う。豚汁とカレーくらい違っていても、まあ具は大方同じだし(ニンジンジャガイモ豚肉玉ねぎ)まあいいかくらいの寛容さを持てたことは、前作のフィーラーに感謝したい。(結局フィーラーも運命の番人なんかじゃなかったのには笑ったけど) ごぼうや大根がカレーに入っていても受け入れられる身体になっている。これが4年寝かせずにすぐにリリースされてプレイしていたらどうなっていたか。俺の中でいろんな気持ちがコトコト煮込まれてほぐされていっていたらしい。

そんなわけで、ストーリー面ではわりと気持ち穏やかに終盤まで進めることができた。終盤までは。最後の方にきて蘇る前作の記憶。前作同様ラストバトル付近でわけわからなくしていくスタイル。なんだこりゃ!終わり悪ければ全て悪しを地で行くのがモットーなワケ?!これ、面白いと思って作ったのかな?熱い展開だぜ!って思いながら作ったのかな?って思いながらプレイしていた。前作ではセフィロスとの一騎打ち(原作のラスト)やっちゃったし、今作ではセーファセフィロスの一個前みたいなやつ(調べたらリバースセフィロス)が出てきた。出てきたなあ。というくらいの感想。まあ、出るかぁ、前作で一騎打ちやっちゃったしなあ、みたいな。リバースだけにということかあ。

加えてザックスサイドの話。夢オチくらい拍子抜けした。これザックスパート全部いらなかったんじゃないか?と思った矢先、クリア後はザックスの話をまるまるカットして再度プレイできるみたいなモードがあって思わず笑ってしまった。重要じゃなかった…ってコト!? とりあえずファンサービスで出してみたけど、特にお話とは関係ないよというノリなのかもしれない。7の骨子とはだいぶ離れたところを広げてるなあと思った。思わせぶりな話がずっと平行線で進んでいったので、さぞ大きなネタバラシがあるんだろうなあなんて期待しちまった俺がバカだった。というかザックスのパートだけプレイできるモードもあったらさらにファンサービスになって良かったのに。リメイクもリバースもとどのつまり元の7とは違う、ただの並行世界の話なんだなということで落着したようだ。世界もリユニオンする!

タークス

良かったところももちろんある。最後のムービー、エアリスがタイニーブロンコを見送るシーン、これディスク交換の画じゃん!ってなって良かった。飛空艇自体は違うやつだったと思うけど。クラウドが最後にバスターソードにくっくっくっ黒マテリアしたのは次回作へのアレなんだろうけど、え!!これどゆこと!?みたいに惹きつけられる結果にはならなかった。さらにこれ、ひょっとして数年後には覚えていないんじゃ…。黒マテリアも俺と一緒にコトコト煮込まれようぜ。

ストーリーとしてグッときたのは、子どもエアリスがお母さんから引き離されるシーン。これキツイな〜ってちょっと涙した。年齢の変化とともに感慨を受けるシーンも変わっていくのだろうか。あとはシドがエアリスの母ちゃんの話するところ。原作にあったかしら?記憶になかったから、こういうの良いなあと思いながら見てた。こういう仲間たちの掛け合いみたいなのは追加して全然良い(追加して良くない事は後述)。でも最後の展開でエアリスがいなくなってみんなが悲しむシーンにシドもしっかり凹んでて、エアリスへの思いやり描写はこの為にあったのかな…と少し打算的な見方をしてしまった。

個人的な一番の盛り上がりは、原作プレイ済としてはやはりカームでのティファの心中が描かれたところ。だいぶ序盤だけども。クラウド、いなかったんだよね…。……!!言えたじゃねえか。今作ではその真相のところまでは進まないので、今は宙ぶらりんな状態だ。宙ぶらりんといえば、シドってあんなに宙ぶらりんな感じでついてきていたっけ、というところ。シドの村にいってイベントがあったような気がするんだけども。(調べてみたらそこはカットされたか後回しになったっぽい)

他に宙ぶらりんといえば、ケットシーとヴィンセントの加入もなかなかの曖昧さ。ケットシー神羅側の人なのでクラウドたちの疑いはMAXだと思うんだけど、ついてくることを良しとしてるのが謎。途中で疑う発言はあったけども。原作でどうだったかは覚えてない。カームでのティファのシーン追加を見ると、原作で書かなかったところを明かしていくのかなと思ったけどそうでもなかったらしい。補完が難しいところは従来のノリを優先する感じか。

ヴィンセントがタイニーブロンコに乗り込んできたのには笑ってしまった。シドが、おいおい1人多いぞォ?俺が追い出してやろうか、みたいなことを言うシーン。シーンとしてはかなり好きなんだけども、いかんせんなんでコイツついてきたん?て思ってしまって笑ってしまった。

イメージ通りのミドガルズオルムの沼

そしてなんといってもこのゲームのかなりの割合を占めているであろう追加されたミニゲームたち。大挙して押し寄せてくる。このほとんどが残念ながらいらない。召喚獣を得るためにやるミニゲーム?で、ボタン暗記してぽちぽちするゲームなんて、やっていても全く面白くなかった。6エリア3カ所ずつで18回。これにゴーサインだしたんですか…?あとは泉みたいなところで△ボタン3回押すやつ。逆にこれはボタン固定でリズムもいつも同じ(調べたらこれは32回)。なぜかめちゃくちゃ違和感があった。この2つはかなり軽いものだけど、コンドルフォート(原作とは違う理由でやることになる)やガンビット組ませてプリンと戦わせたり。イルカに乗ったりカエルになったり。射的をやったり犬っころで玉っころがししたり、ウィリーを正しい駐車位置に戻したり。サボテンダーを撮ったりピアノを弾いたり。チョコボ見つけたり飛んだり。サボテンダー無双したり、タークスのシミュレーションバトルしたり。カードバウトもある。カードとゴールドソーサーにあるもの(上記のものはゴールドソーサーに無い)以外は全部いらなかったのでは…と思ってしまうくらい量がある。ミニゲームはゴールドソーサーだけで十分だよ…。プレイ時間を増やしたいのかどうかわからないけど、ストーリーの合間合間にそういうのがごっそりあるのでなかなかツライものがある。非常にアンバランスな感触だった。かなり胃もたれする。冷えて脂が白く固まったカレーを食べているようだ。ミッドガル脱出時のバイクくらいイベントに組み込まれてる感じだったらよかったなあ。イルカのやつとか、ちょっと無理やり感あった気がする。タイミングよくボタン押せたら上に上がれた原作のやつでよかったですよ。そこにコスト割いちゃったかあ、といった感じ。もしかして、チームのどこかしらの部門(グラフィックあたり)が遅れていて、その時間に他のところがヒマだからミニゲーム作りまくっちゃったとか…?流石にそれはないかあ。

例えばコスモエリアでウェッジの最期を知ることができるけど、これもわけわからないガンビット(FF12のシステム)を使ったミニゲームをやらないとイベントが進まない。俺、FF7でこういうの求めてないんだよなあ、と思いながらやった。でもまあ、世の中ってそんなものですよね。やりたいものだけやれるなんて、そんなこと有り得ないですよ。でも原作7でやりたくなかったことってあったかな…?特に思いつかない。…と思ったら一つ思い出した。ヒュージマテリアの時の時限イベント。これは普通に苦手。めんどくさいとかじゃなくて、もはや恐怖に近い。

ミニゲームの操作面では、アクセルが〇ボタンの時と×ボタンの時があるのもなんとかならなかったのかなあと思った。フィールド上ではクラウドの加速はL3かR2。ちぐはぐだあ。チョコボで飛ぶやつも、LRのスティックが急上昇急降下にあてられてるためカメラが終わっているのも痛い。

犬っころと玉っころ

プレイ時間増大の要因はフィールドの広さにもある。エリアごとにチャドリー氏のポイント稼ぎみたいなのをすると達成度みたいなものが上がっていく。個人的にはフィールドを歩き回るのは好きな方だからこういうのを埋めるのはどんとこいなのだけど、全部にチャドリー氏が関わっているのが癪に障る。「クラウドさんクラウドさん!あ、クラウドさんは召喚マテリア持ってませんでしたねw」毎回言われて真顔。そういえば宝条にみつかってピンチになったチャドリー氏の顛末知らないや。もう最後は食傷気味でクエストやってないのかも。

あと源氏クエスト、結局最後までやってないという体たらく。だって疲れちゃったんだもの。もっとゆっくりプレイすれば良かったのかなあ。これ意外と大事かも。

歓喜クラウド

惜しいところは、なんといってもドン・コルネオだ。前作では道化と見せかけてわる~い演技がとても良かったのだけど、今作ではほとんど道化のままだったのが残念。コルネオのSSが無いのがさらに残念。

サブキャラ関連でいくと、キリエちゃんはなかなかの寒さを纏っていた。せっかく可愛いのに。最後なんの成長もなく初代エンジェルに連行されていって、残念な気持ちになった。ザックスにクラウドを押し付けられたあたりがピーク。

対してジョニーは成長した感がある。部品集めはアレだったけども…。クラフトで部品作成するところで、クラフトの画面で制作個数1/4とあったから4つ作るものなんだ!と思って一気に作った結果、イベントで必要なのは1個だけで涙目。単純に、手持ちの素材でつくれるのは4つですよという意味だったってオチ。はやとちりは良くないですね。

ホーホーホウ

戦闘関連だと、属性攻撃をマテリアだけではなくキャラのアビリティとして楽に使えるようになったのが良かった。前作では敵の弱点属性のマテリアを装備してないとかなりだるい戦いになることが多かったのだけど、今作はそれが改善されていた。

戦闘での各キャラには個性があって良かった。自分はだいたいクラウドバレットユフィを主に使っていた。ド安定すぎる。

漢バレットのぶっぱなすを撃ちたくてしょうがない。最初のぶっぱなすでだいたいATB一本溜まるから、みやぶる要員にしてた。あと、前作にあった近接武器がなくなって良かった。そこら辺の役割はレッドに移ったのかな。

ユフィは属性忍術びしゃびしゃやって、やぶからぼう撃って小物のザコたちに気持ちよくなってた。あとぶんどる要員に。ユフィといえばぬすむ!ということで、キャラに合わせたくなる性分なのだ。

エアリスは通常攻撃強化の陣を覚えてからわりと使えるようになった印象。最初からATBが溜まってるマテリアを装備させてまず陣を展開させられるようになってからさらに楽しくなった。

クラウドはブレイブモードの◻︎長押しで重そうな攻撃できるのに気づいたのが中盤以降だった記憶。3回重い攻撃できる技覚えたあたり。チュートリアル、ちゃんと読みましょうね…。基本的にバーストスラッシュとブレイバーばかり使っていた。カウンター主体のスキルはうまいこと使えなかった。全滅したあとのクラウド君のセリフが面白い。覚えてないけど…。

クラウドのカウンターと同じような理由でなかなかレッドもうまく使えなかったのが残念。もすこしちゃんと理解してやれば良かった…。原作初プレイの時はめちゃくちゃ使ってたのにごめんよ。

ケットシーはそこはかとなく強そうな予感がしたんだけど(モーグリに乗ってるとき)、個人的にキャラに魅力を感じないのと、バレットユフィが使いやすすぎて変えなかった。

ティファは前作から引き続いて使いやすくてわりと出していた。小気味良い感触が好き。ただバースト中の時間をなかなか活かすことが難しくて、%をあげるやつやった後モタモタしてしまっていた。

こう考えると、俺ゲーム下手なんだなあと思う。次回作は2人増えるだろうし、戦闘中に入れ替えたりできたら楽しそう。バフ撒いて離脱とか、攻撃しながら入ってきたりとか。

じゃーん

連携アクションと連携アビリティについて。今になってみればわかるんだけど、ずいぶん名前がごっちゃになった。アホか俺は。連携アビリティの方は個々の技を使っていくと仲間と合体技が撃てるようになるってやつなんだけど、これが下準備に時間がかかる気がして狙ってやるというのに随分腰が重かった。PTメンバー一人一人のアビリティだけでやることいっぱいいっぱいになっちゃって、さてそれじゃあ連携アビリティ使えるようにしたぞ!というところまで落ち着いて戦闘ができなかった。お、使えるようになってる、使ったらァ!って感じで、ノリで発動させていた。ほんと、下手っぴだねぇ。連携アクションについてもあんまり習熟しないまま最後まで行ってしまった。連携アクションの方はガンガン使っていけるので、これは単純に損したなあという気分。

ルーファウスけっこう好き。瞳が綺麗。

メニュー周りについて。前作と違ってアイテムや魔法をメニュー内で使えるようになったため、回復がだいぶ楽になった。まぁでもそれが普通だと思うんですけど…。もしかして前作でもできました…?なんか書いてるうちに自分のゲームの下手さが浮き彫りになってきている気がする。

UPGRADE WEAPONSの項目、これがなんのために存在するのが最後までわからなかった。MATERIA & EQUIPMENTと一緒にしちゃえばよかったのになあと思った。あれ、ひょっとして、武器にハメるパワーアップのやつをつけるっていうのがアップグレードってことなのかな。でもそれも結局マテリアの画面でできちゃうし…。なにかの名残りなのかもしれない。

スキルツリーでパワーアップしていくやつは、なんでメニュー内でできない仕様にしたのか謎。なにかの処理の関係なのかな。全体的にスキルもマテリアもかなりテキトーにやっていたので、そんなに不便さは感じなかったけれども。

二人

そういえばデート。初めエアリスとデートして、2回目はティファだった。2回もあるんだっけ!?ってなった。物語終盤、エアリスに好きって言われた時、ティファとキッスをしたクラウドくんは非常に気まずそうな表情をしていたように見えた。つーかティファ健気すぎんよ!なんで?!でも、なんで?!って思わせることこそが健気ってことなのかも。

二人その②

歌について。ゴールドソーサーで何故かエアリスが歌うんだけれども、イベント中はなんかあんまりピンとこなかった。クリア後にちょっと経って、YouTubeだかで思いがけず聴くことになった時、なんじゃあこりゃ良い曲だなあと思った。なんでかなあ。なんでピンとこなかったのか。エアリスが歌ったからかな。なんというか、登場人物が歌うんじゃなくて、どこかしらのエアリスの大きな山場で流す感じでよかったんじゃないだろうか(どこと言われると特に思いつかないけれど)、と思った。あとスタッフロール中。FF10で素敵だねが流れる時、ユウナんは歌ってなかったですよね。そもそも声も違うし。エアリスの声じゃないんだもん。だからピンとこなかったのかも。そういう、歌だけ声が違う演出ってわりに見るけども、自分はあんまり好きじゃない。口パクで歌つけてる感じに見えちゃう。FF10-2の歌はうまいこと理由づけできてた気はする。人選のことはさて置いて。インターナショナル版の歌はけっこう好き。

 

というわけで書き続けていたら収集がつかなくなったのでこの辺にいたしましょうか。総括みたいなことはしない(できない)。