To Far Away Times

間接的自己紹介

すごくすごい

ら抜き言葉だとかなんだとかいろいろ言われているけど、俺がけっこう気になるのは「すごい」だ。例えば「すごい楽しい」という「すごい」の使い方。多分本来なら「すごく楽しい」のはず。形容詞の「すごい」が「楽しい」という形容詞にくっつくときは連用形になると思うので、「すごい」が「すごく」と変化(活用)するわけだ。形容詞の活用についてはわからない方はググってほしい。かろかっくういいけれという例の呪文だ。まあそれはどうでもいいか。「すごい」となるのは終止形か連体形なので、文末に来るときか体言につく時だけだ。「彼はすごい」(終止形)とか「すごい天ぷら」(連体形)とか。だから、「すごい食べる」とか「すごいきれいだ」とか、そういうのに違和感を抱くわけだ。本当は「すごく食べる」「すごくきれいだ」となるはずである。これがすごく気になる。厄介なのは、「すごい楽しい人」と「すごく楽しい人」だと、前者は「すごい」が「人」を修飾(もしくは「楽しい人」を修飾)していて、後者は「すごく」が「楽しい」を修飾しているわけだ。だから前者も間違ってないのかな?でもだから気になるというか。

ここまで書いていて思ったんだけど、普通、世間一般的に考えてあんまり気にする人いないのかもな…。なんか自分が神経質すぎてちょっと気持ち悪くなってきた。いつものことだけど。でも自分の顔面の出来損ない具合に慣れてしまうように、自分の気持ち悪さに慣れてしまうものなので、自覚を持っているけど危機感みたいなものはないのである。