To Far Away Times

間接的自己紹介

夜なのに

蒼井そらの演技はやはりひと味違うというか、自分の演じ方をしっかり持っていると改めて感じた。具体的な言及は避けるが、イキ方に顕著である。と、しかしそんなことは周知の事実であるので俺がここで改めて書き記すことではない。

そんな名演を見て俺は思った。よく、AVを観て、あんなの演技に決まってるじゃんとかわけのわからんことを抜かす輩のことを。いや、君は阿呆かね。なにを自明なことをさも自慢げに話すのか。彼女らは女優やぞ。演技するのが仕事の人に何を言っているのか。君はIWGPでキングがゴー!と言うシーンに対しても演技じゃん、とか白けたことを言うのかね。感動するやろがい。そんなこんなでビクビク痙攣させているのを見て感動した夜だった。

演技じゃん、というのはナンセンスであるが、演技が下手だなあ、というのは正当な評価であると思う。概して言えば下手だと評される大きな要因の一つに、単調さが挙げられると思う。ドラマパートのことはこの際度外視しよう。緩急が大切なわけだ。対位を変えない限りただでさえ単調になってしまう絵面も、カメラワークと演技でだいぶ変わってくる。しかし演技しようと必死になって、声だしてりゃいいという意識からか、それが単調さを助長する一因となっているなかもしれない。…これを書いているうちに、頭の中には色々な改善点が浮かんできているのだが、あまり書きすぎてもまとまりがなくなってしまうのでもう止めることにする。