To Far Away Times

間接的自己紹介

過去を生かすか殺すか

去年の10月半ばくらいに痩せようと決めた。血液検査の結果がその理由だった。基準値を大幅に逸脱している項目がいくつも見られたからだ。

今年の1月半ばまでの約3ヶ月間で、64kgから52kgまで落とすことができた。-12kgだ。偉業と言っていい。日頃の間食を控え(大好きなコーラもグミもやめた)、食事を摂る時には細心の注意を払った。その代わり運動と言うものはほとんど何もしなかった。たまに筋トレはしていたけど、スズメの涙程度のものだ。その代償といっていいかわからないけど、脂肪とともに筋肉も煙のように消えていった。体力が底をついた。走ることはおろか、歩くことですら息が上がる。湯船に浸かって過呼吸だかなんだかで動けなくなったこともある。もしかしたら脂肪はそのまま残っていて、筋肉だけがいなくなってしまったのかもしれない。これではまずい。

 

最近の検査では概ね正常値に戻っていた。なんと10年来の悩みであった尿酸値もその域に入っている。偉業に次ぐ偉業である。体重もキープできている。しかし運動はしてない。昼間に10分、15分程度歩くことを運動とは言わない。しようしようと言うものの、行動に移せない。何事も行動するのが大事なことだ。

 

昔付き合っていた女の子が風邪を引いた時、お見舞いのメールをした事がある。何度かやりとりをしていたが、その中で「メールを何度ももらうより、ポカリ1本届けてくれた方が嬉しい。口ばっかりよりも行動で示すのが大切」と言われたことがある。まさに目から鱗。相手にこういうことを言わせてしまうことは恥ずかしいことだが、今思えば感謝の気持ちでいっぱいだ。僕にとっては僥倖といって良かった。

その言葉は胸に深く刻まれた。脳みそに叩き込まれた。行動が大事、なんていろんな本に書いてある。自己啓発本とか。でもそんなの読んでも、やっぱり実感を伴わないと自分の中に溶け込んでいかないものだ。

もちろん、思ったこと全てを行動にできるほど俺は強くない。でも大事な時には動ける自分でありたい。

 

運動をしよう。