有名な歌詞に
カンナみたいにね 命を削ってさ
ってある。俺はこれが昔から気になっている。かなり好きな歌なんだけども、そこだけどうも気になってしまう。本当にいい歌で、勇気づけられたことも何度もある。でもそこだけひっかかってしまうのだ。
一体どういう直喩なんだろうか。カンナと聞いて思いつくのは、花のカンナと工具の鉋(かんな)だ。本当は橋本環奈も思いつくけど『終わりなき旅』がリリースされた頃にはまだ生まれていないようなので除外できる。え。生まれてないとか。今年一番の驚き。隠せないよ。驚くよ。そりゃ。
直後の「命を削ってさ」というのが手掛かりになっている気がする。花のカンナって、そんなに他の花たちよりも頑張ってるのかな。命を削るとわざわざ書くほどに難儀な人生を歩まざるを得ないのだろうか。花とか草木、動物でそうだけど生命はみんな命を削ってるわけだから、カンナには他になにかそれ以上の特殊な事情みたいなものがあるのだろうか。しかしカンナの生育地帯や育て方を見てみても、これといった特別なことはないようだ。寒さに弱いみたいなのはあるようだが、そんな特徴はありふれている。俺だってかなり寒さに弱い。
「削る」という言葉から工具の鉋の線も有り得るかもしれない。しかしこの場合だと、削る対象が別にあるということになる。
カンナみたいにね 命を削ってさ
この場合命を削っているのはカンナだが
鉋みたいにね 命を削ってさ
だと鉋が命を削っていることになる。
どういうことなんだ…謎は深まるばかり。迷宮入りか。
カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては
カンナの花言葉は「情熱」