To Far Away Times

間接的自己紹介

エラー

俺は人に影響されやすいタイプの人間なので、お前なら小説書けそうだなと言われて書いてみようと思ったことがある。随分昔の話だ。そこで俺は形から入るタイプでもあるので、書くためにどういう環境を整えたらいいのか、ひとまず書くためのツールを探すところから始めた。いくつかフリーのソフトを落としてみて、使ってみていい感じのやつを選ぼうとしたのだ。しかしいかんせん書く内容もすっからかんなので書くことがない。書くことがないので使い心地がわからず、そこでストップ。それからしばらくして、風の歌を聴けの著者が、とりあえず初めはワード的なやつで横書きで書いて、そのあと縦書きにして編集的なやつしてるみたいなことを言っていたので、それなら俺もワード持ってるしできるじゃん、ととりあえずワードを使って書いてみることにした。実に影響されやすいタイプなのである。内容もふつふつと湧いてきたので、わりと本気で書いてみたんだけど、結局最後まで書き終えることはできなかった。今それを読み返してみたんだけど、寒気がする文の羅列だった。導入部は特にそれが顕著で、状況を説明するのが下手くそなようだ。事態が動き、事が起こり始めたところはわりと面白い気がした。自画自賛は俺の得意技なのだ。しかし面白くなってきたところで物語は途切れていた。一瞬、続きを書いてみようかと思ったけど思い直してやめた。俺は色んなことを知らなさすぎる。物の名前を知らない。服装や髪型、体型、草花、生き物、その他もろもろの名詞を知らなさすぎる。物を知らないので景色だったり部屋の間取りだったり、そういうものを描写できない。描写って言っていいのか?まあそういうことだ。名詞以外にも動詞も形容詞も形容動詞も副詞も連体詞も感動詞も接続詞も助詞も助動詞も知らない。ありていに言えば、ボキャブラリーが貧困というやつだ。ボキャブラリーが貧困という言葉を使っていること自体、ボキャブラリーが貧困な証拠だ。そんなこんなで小説的なものは書けないことを知ったので、こういうブログ的なことやって何か書きたい欲を発散しているのである。